運動しても痩せないのはなぜ?
がんばって運動しても全然痩せないことがあると思います。ジョギングを毎日1時間しているのに体重が全然落ちていないような場合です。自分ではかなりハイペースでジョギングしているはずなのに…、成果が現れなければ嫌になってきます。
運動を始めて1か月が経過した頃体重を計ってみると、全く痩せないとは言えないけどほとんど体重が落ちていない。ましてや食事もそんなにたくさん食べてはいない場合には本当に悩んでしまうことでしょう。
これに対する1つの解決策は、ダイエットは体重を落とすものではなく健康を手に入れるための手段だと考えることです。こうすることで心境的にもかなり楽になってきます。運動を1か月も続けていれば明らかに体調がよくなってくるはずです。
そして、結果は後からついてくるものです。結果を焦りすぎてもよくありません。1か月も運動すれば少しくらい痩せるだろう、という考えはなくしてしまった方がよいです。ダイエットは最低でも半年くらい続けてやっと成果が現れてくるものだと考えましょう。
だから、最低でも3か月くらいは運動を継続してから、その時に体重が落ちていない場合に初めて悩み始めることです。3か月以内のダイエットでは体重が大きく変化することは稀だと考えましょう。
1か月程度のダイエットでは体重が目立って落ちない理由として、数キロくらいの体重は水の飲み方や汗のかき方、摂取した塩分量やカリウム量、その時々の体調などによって変化するからです。体脂肪が1キロ落ちても塩分量が過剰で1キロ分のむくみがあればプラスマイナスゼロになるということです。
しかし3か月、あるいは半年もダイエットしていれば体脂肪も数キロ単位で落ちてきます。そうなれば体脂肪以外の要因で増える体重の分も吸収してしまえるのです。体脂肪が3キロ減ってその日の体調不良で1キロむくみがあれば、体重計ではマイナス2キロを指し示します。
もう少し突っ込んでいえば、ダイエット開始後1か月以内で体重に変化がなかったとしても、それは決して無駄な行為ではないということです。