ダイエット中に菓子を食べたい誘惑を減らす方法
菓子を食べたい誘惑からダイエットに失敗…。菓子を食べれば太ることがわかっているのに、無性に食べたい誘惑を抑えられずまた食べて後悔してしまうことも多いものです。
ダイエット中はなぜ無性に菓子を食べたくなるのでしょうか。もし菓子を食べたくなる状況を防ぐことができれば、辛いダイエットが少し楽になるはずです。菓子を食べたくなる原因と、食べたい誘惑を減らす方法を解説します。
まず菓子を食べたくなる原因を言えば、脳にブドウ糖(専門的な言葉で言えばグリコーゲン)が足りていないからです。ブドウ糖とは言い換えれば砂糖などの糖質やご飯などの炭水化物のことです。
脳がエネルギーとして使えるのはブドウ糖だけですが、体の筋肉がブドウ糖だけでなく体脂肪もエネルギーとして使えるのとは対照的です。問題は脳に供給するブドウ糖が一時的に足りなくなった場合、お腹がすくなどの食欲を引き起こすことです。
特に脳が必要とするのがブドウ糖であるため、ブドウ糖が主体である菓子(甘いもの)を特に食べたくなるわけです。
菓子を食べるなら和菓子の方が満足度が高くなります。先ほど述べたように甘いものを食べたくなる誘惑は脳に対するブドウ糖の供給量が不足しているからなので、脂肪が主体の洋菓子よりも糖質が主体の和菓子を食べる方が脳へのブドウ糖の供給量を増やすことができます。
脂肪にも糖質にもカロリーはあります。どちらを食べも太るのは同じことです。それならば、糖質主体の和菓子を食べて脳にブドウ糖を供給しておいた方が、次にお菓子を食べたくなるまでの時間を引き延ばすことができます。
また、糖質主体の和菓子を食べた方が少量(少ないカロリー)で満足できるとも言えます。
食事では炭水化物を多めに摂取した方が、脂肪を多めに摂取した場合に比べて脳にブドウ糖を多く供給できます。これにより食欲を抑えられるのが早くなり(満腹になるのが早くなり)、さらに食後にお腹がすくまでの時間を延ばすことができます。
具体的な食事メニューで考えると、脂肪分たっぷりの肉を使ったおかずと控えめのご飯を食べるより、脂肪分を控えた肉のおかずと多めのご飯を食べた方が食欲コントロールには有益だということです。
以上のように菓子を食べるときは和菓子を、食事を行う時には脂肪ではなく炭水化物でカロリーを摂取することがダイエット中に菓子を食べたい誘惑を減らすことにつながります。