高脂肪食ではダイエットに成功できない
ダイエットの成功には高脂肪食を避けることも効果的な方法の1つです。なぜなら、高脂肪食はダイエットに失敗する大きな原因の1つだからです。脂肪が多い食事をしているとどうしても太ってしまいます。
高脂肪食を食べても摂取カロリーを抑えれば太らないのでは?、という意見もあるでしょう。しかし、高脂肪食だと摂取カロリーが増えるから太ると言っているわけではありません。高脂肪食には別の理由があるから太りやすいのです。
高脂肪食の代表的なダイエット方法としては、炭水化物ダイエットが挙げられます。炭水化物ダイエットは炭水化物を控える代わりにお肉をたくさん食べても大丈夫、と言うダイエット方法です。
ご飯をほとんど食べない代わりに脂肪を多く含むお肉をたっぷり食べるのが炭水化物ダイエットです。これはまさに高脂肪食を推奨するような食事方法です。よって、炭水化物ダイエットはこれから解説する理由により、太りやすいダイエット方法となります。
炭水化物ダイエットなどの高脂肪食が太りやすい原因として、炭水化物が消化されることによって生み出される、グリコーゲンというエネルギー源が脳に供給されないことにあります。
脳が唯一エネルギー源として利用できるのがグリコーゲンです。グリコーゲンは炭水化物を摂取しなければ補うことができません。
炭水化物ダイエットをしていてイライラすることがあるでしょう。このイライラが食べもののことしか考えられないような異常な食欲を生み出す原因ですが、脳のエネルギー不足がこのイライラの原因です。
炭水化物を補わなければ体内でグリコーゲンを生み出すことができない。体内にグリコーゲンがなければ脳にエネルギーが届かない。脳がエネルギー不足に陥るとイライラしたり異常な食欲が発生したりする。これが炭水化物ダイエットが太りやすいダイエット方法である理由です。
脳の指令により食欲が生み出されています。また、脳がエネルギー不足に陥った時に脳が食欲の指令を出します。どれだけ脂肪でカロリーを摂取したとしても、炭水化物というグリコーゲンの元を摂取しなければ脳はエネルギー不足に陥ったままです。
逆に脂肪を摂取せずに炭水化物だけ摂取した場合、摂取したカロリーは十分に脳のエネルギー源となり得ます。イライラした時に甘いものを食べると落ち着くのはこのためです。
ご飯を食べずに焼肉ばかり食べていると、最後にはどうしても締めにご飯を食べたくなるはずです。脂肪やたんぱく質ばかり食べていても脳にグリコーゲン(炭水化物)というエネルギー源が供給されないため、いつまでたっても食欲が満たされないためです。
まとめると、食欲抑制のカギを握るのは炭水化物であり、炭水化物をうまく活用すればダイエットに役立つということです。脂肪をたくさん摂取しても食欲が収まらないため、カロリーの摂取比率では脂肪が多いほどダイエットに不利になります。