置き換えダイエットに停滞期はないの?

置き換えダイエットで痩せる場合には停滞期などないのでしょうか。ダイエットの広告を見ると短期間で簡単に10キロとか15キロとか痩せた人の体験談があります。

「こんなに短期間で簡単に痩せるのならやってみたい」と思ったり、「でも本当なのかな?」と疑う気持ちもあり・・・。といった感じではないでしょうか。

置き換えダイエットで痩せる時にも停滞期があるのか、また、その場合はなぜ停滞期に陥ってしまうのかを解説します。

普通の食事制限と同じで停滞期はある

置き換えダイエットの場合も停滞期はあります。最初は痩せようと思うモチベーションが強いため、置き換えがあまり苦にならず一気に体重を落とせると思います。

だけどいくらか体重が落ちてきた時に体重が下げ止まる傾向にあると思います。やはり置き換えダイエットも普通の食事制限と変わらないので停滞期はあるのです。

ただ、置き換えダイエットの場合は「食事とこの食品に置き換えなさい」と明確にやり方を指示されているうえ、お金をかけてもう後戻りできないことから、「何が何でも痩せてやる!」という意志は強くなると思います。

体重が停滞する原因は?

ダイエットの途中で体重が停滞してしまう原因は、まず体重の減少量と比例するように基礎代謝が低下することが挙げられます。

ここで言う基礎代謝の低下の原因は、置き換えダイエットで痩せたから筋肉が減ったといったありきたりな理由ではなく、基礎代謝が現在の体重に比例する性質のものである、という観点からのものです。

どのような痩せ方をしても、体重を減らす限り基礎代謝は低下します。これは運動で健康的に痩せても同じことで、どんな人がどんな痩せ方をしたとしても体重が落ちれば基礎代謝は低下するのです。

体重60キロの時の1日消費カロリーが1950kcalだった場合、例えば52キロまで8キロの減量に成功した時には1日消費カロリーが1690kcalまで低下しています。体重を8キロ落とせば1日消費カロリーが260kcal程度低下するのです。

1日に260kcalのカロリー制限ができれば、約27.7日で体脂肪が1キロ減ります。8キロ痩せたためにこれだけの1日消費カロリーが失われたわけです。痩せれば痩せるほど体重が落ちるペースが遅くなっていくことは容易に理解できると思います。

体重が下げ止まってきた時には、あなたが体重を落とせる限界値に近づいている可能性もあるので、この辺りからは運動も取り入れた健康的なダイエットに切り替えた方がよいのかもしれません。