食欲を抑制して食事量を減らす科学的な2つの方法
食事量を減らす効果的な方法は食欲抑制を科学的に行うことです。食欲が旺盛な状態で無理やり食べるのを我慢しようとしても限界があるからです。
あなたも今ダイエット中なのに食欲が止まらず、好きなものが家にあると食べたい欲求を抑えることができずにどうしようもない、といった悩みはないでしょうか。
また、運動をしても食欲を抑えられないのでなかなか痩せられない悩みなど。
そこで、科学的に食欲を抑制することで食事量を減らす方法を2つ解説します。
脂肪の摂取量を減らす
食事をする時に脂肪の摂取量を減らすことは、食欲を抑制させる1つの効果的な方法です。脂肪は高カロリーなうえに食欲抑制にあまり役立たない栄養素だからです。
食べると食欲が抑制される大きなしくみとしては、三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂肪)を摂取することで、胃から分泌されるグレリンという食欲増進ホルモンの分泌量が抑制されて満腹を感じるというものがあります。
食べると食欲が抑制される割合はだいたい摂取カロリーに比例するのですが、三大栄養素の中でも脂肪の場合は他の栄養素(炭水化物、たんぱく質)より多くのカロリーを摂取しなければ満腹感を得られないのです。
例えばハンバーガーやフライドポテト、アイスクリームなど脂肪が多いファーストフードを食べる場合と、和食でも脂肪が少ないさっぱりしたメニューを食べる場合のことを想像してみてください。
ファーストフードのセットメニューは一人前で1000kcalは余裕にあったりしますが、好きな人なら普通に食べられるはずです。
逆に一汁三菜といった和食メニュー、例えばみそ汁と焼き魚、肉じゃが、卵焼き、ご飯を食べた場合、ファーストフードよりカロリーが低いのに満腹感は大きいはずです。また、食後に満腹感が持続する時間も長いはずです。
たんぱく質を多めに摂取する
たんぱく質の摂取量を増やせば食欲を抑制させやすくなります。たんぱく質は食欲抑制効果を持つ栄養素の1つだからです。
体内には様々な食欲抑制ホルモンがあり、これが食欲増進ホルモンであるグレリンに対抗する形でホルモンバランスを保っています。
たんぱく質を多く摂取することで、食欲抑制ホルモンの1つであるペプチドYYの分泌を促すことができます。また、たんぱく質を構成する必須アミノ酸の一種であるヒスチジンにも食欲抑制効果があります。
例えばラーメンなど炭水化物が主なものを食べた場合、食べてすぐにお腹がすくと思います。食物繊維などカサがあるものを食べていないという理由もありますが、たんぱく質の摂取量が少ないこともお腹がすく理由の1つです。