食事制限しても体脂肪が全然減らないのはなぜ?

食事制限をしてるのに体脂肪が一向に減らない。体重は少しずつ減っているのに体脂肪は逆に増えていた。なぜ体脂肪だけ減ってくれないのだろう・・・

このようなことで悩んだ経験はないでしょうか。

やっぱり食事制限をすれば筋肉ばかりが減って体脂肪は減らず、痩せるほど体脂肪率が増えてしまうものなのでしょうか。

お肉など高カロリーのものを全然食べてない。野菜ばかり食べて摂取カロリーも脂肪もそんなに食べてないはず。それなのに体脂肪が減ってくれない。

食事量も普通の人より少ないはずだし、やっぱり代謝が低いからなのだろうか・・・

実際のところ、食事制限をしても体脂肪は減っていかないものなのでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。食事制限をすれば筋肉も一定割合減っていくとはいえ、体脂肪も一定割合減っていきます。

そして、極端な絶食をしない限り筋肉量だけ大幅に減るといったこともありません。実際には食事制限をすれば体脂肪の量もきちんと減っています。

しかし体脂肪計に乗ると体重は減っても体脂肪率が変わらないことがあります。なぜこのような不可解な結果になるのでしょうか。

その原因は体脂肪計にあります。実際には体脂肪もちゃんと減っているのに、体脂肪計が間違った数値を示しているのです。

古い体脂肪計ほどこの傾向が強くなります。体に微電流を流して体脂肪を計るタイプの体脂肪計の場合、水を飲む(水は電気を通す)だけで数値が変わったりします。

このタイプの体脂肪計で計っている場合、数値は参考程度にしておくと精神的なストレスになりません。

また、体脂肪計の誤差をできるだけ減らしたい場合、できるだけ新しい体脂肪計を新たに購入することです。

ただしそれでも精度は完璧にはなりません。精度が完ぺきではない体脂肪計の数値をできるだけ信頼できる数値に変えるコツとしては、毎回同じ条件で計ることです。

その一例として、毎朝起きてすぐトイレにいった直後に計るとよいでしょう。条件が毎回同じなら、前回計った数値と今回計った数値の差を比べれば前回との差がわかります。

体脂肪を減らすためには食事制限だけでなく、運動もした方がよいでしょう。

その方が気になる部分の体脂肪(特にお腹)も減らすことができ、美しい体型としての観点から理想的な痩せ方をします。

ただし、体脂肪をごっそり減らしたいのなら、運動よりも食事制限をまず重点的にやることです。運動は消費カロリーがあまり多くないので、美しい痩せ方ができるといっても体脂肪が減る量は思ったほど多くないからです。