食事制限で体重が減らない時にチェックすること
体重を減らそうと食事制限してるのに、その体重が減らない時にはがっかりするものです。
でも食事制限したからといって毎回順調に体重が減るとは限りません。たとえ食事制限の効果によって体脂肪が順調に減っている時にでもです。
逆に本当に食事制限に失敗して体重が減っていない可能性もあります。この両者の見極めは重要です。
そこで、食事制限をしても体重が減らない時にチェックするべきことを書いていきます。
まず、体重を構成する要素は体脂肪の他にもあることを考えておく必要があります。
例えば痩せようと思ってジョギングを30分した場合のことを想像してみてください。ジョギングの直後に体重計に乗って計ると1キロか2キロくらいの体重が簡単に落ちていませんでしたか?
これで1キロ(2キロ)は痩せたのでご飯をたくさん食べても大丈夫だ、と単純に思うはずです。
でも体重60キロの人が30分ジョギングをしても消費カロリーはせいぜい190kcalくらいのものですが、これを体脂肪に換算すると26gです。ジョギング30分のダイエット効果は体脂肪26g分だったというわけです。
じゃあなぜで1キロ(2キロ)も体重が減ったのか?
それは汗をかいて体の水分が一時的に失われたからです。もちろん喉が渇くので水分補給するでしょう。もし500mlのペットボトルの水を全部飲んだのなら即座に500gの体重が増えるのです。
このように、体重を変動させる要素は体脂肪の他に体の水分量もあります。
わざとらしくジョギングを例に出したと思うかもしれませんが、例えばもう1つの例としてトイレに行ったことを想像してみてください。おしっこを500mlした直後に体重計に乗っても0.5キロ体重が減っているのです。
その反対に食事をした直後は1キロくらいの体重はすぐに増えますね。
体重は0.5キロや1キロくらいいつでも変動しているわけです。
体では常にこのような体重の変動が起こっているのに、短期間の食事制限で体重が減らないと悩むのは心配性すぎると思いませんか?
その他に、便秘(便の重量)や体の一時的なむくみ(体の水分量)も体重を変動させる要因です。
しかし、実際は太ってきているのに、体の水分量が一時的に失われたために見せかけの体重が減っている場合。このような場合は体重が減っていても実際には太っているので注意が必要です。
このように体重が常に他の要素で変動している時に、実際には痩せてきているのか太ってきているのかを見極めるにはどうすればよいのでしょうか。
1つの方法としては、体重計に乗る時間を毎朝起きておしっこをした直後だと決めておくことです。こうすることで、少なくとも体の水分量の変動は除外することができます。