食事制限のダイエットを成功させるカロリー制限の裏技

食事制限によるダイエットを成功させるためには、食べたい気持ちを押さえつける必要があります。だけど、食事制限を続けるうちにストレスがたまっていき、その反動で過食をしてしまうこともよくあります。

どうすれば食事制限のダイエットをうまく成功させることができるのか。これに対する1つの回答、カロリー制限の裏技を1つ書いていきます。

食事制限を始めた頃はまだ順調に体重を落とせていたはずです。例えば1日の摂取カロリーを1600kcalから1200kcalに落とし、それを4日くらい続けるまでは食べたい気持ちを我慢できていました。

だけど5日目に入った頃から無性に食べ物への執着心が増していき、罪悪感を感じながらも過食をして2000kcal摂取してしまう・・・

もうこうなると自分の意思ではどうすることもできません。1日中食べ物のことを考えるようになってしまうのです。

だから、こうなる前からストレスをためない工夫が必要です。

食事をするとカロリーを摂取しますが、食品のカロリー源としてはたんぱく質、炭水化物、脂肪の3種類があります。そして、これを三大栄養素と言います。

この三大栄養素のうち、たんぱく質が多い食品は多少食べる量が増えても太りにくいのです。

食品を胃の中に入れると胃と腸で消化活動が行われますが、その消化活動を行う時にもカロリーを消費します。このため何かを食べたら全てのカロリーが体に吸収されるわけではなく、必ずカロリーロスが発生します。

このカロリーロスを食事誘導性熱産生と言います。

食事誘導性熱産生によるカロリーロスの量は、三大栄養素の種類によって異なります。このカロリーロスはたんぱく質の場合が一番多いのです。たんぱく質でカロリーを摂取した場合、実に約三割のカロリーが胃と腸の消化活動によって消失します。

もう、どうすればたくさん食べながらカロリーを制限できるのかわかりますよね?

食事制限のダイエットを成功させようとしているのだから、おかずなんかを食べる時にはきちっとカロリー計算をしていると思います。そのおかずの一部に高たんぱくな食品を加えることです。

例えば夕食のご飯とおかずを含めたカロリーの合計が700kcalだった場合、おかずの一品が完全に脂のない牛肉200g(この場合は子牛肉のリブロースの脂身を取り除いたものとしましょう)だった場合、牛肉200g分のカロリーは202kcalです。

子牛肉のリブロースにはたんぱく質が100g当たり21.7g(86.8kcal)含まれているので、86.8kcalの約3割のカロリーが消失します。

要するに子牛肉のリブロースを200g食べると202kcal摂取すると思っていたのが、食事誘導性熱産生で80.48kcal消失するので 121.52kcalしかカロリーを摂取していないことになります。

普通に700kcal食べているのに80.48kcalのカロリー制限ができたわけです。30日間80.48kcalのカロリー制限ができれば、1か月で335gの体脂肪が減ります。

あなたがやるべきことは今から食品成分表を手に入れ、いかに自分好みの高たんぱく低カロリーの食品を探し出しておかずに並べるか、ということだけです。