運動は脂肪を減らす引き締め効果が大きい
脂肪を減らすには運動が効果的で、運動には食事制限にない引き締め効果を期待できます。今までダイエットをしてきて体重は減ったけど体が思うように引き締まっていないという不満があるなら、運動を行うとかなり引き締まってキレイな体になります。
食事制限だけでも体重は減りますし、もちろん食事制限だけでも脂肪を減らすことはできます。しかし食事制限で脂肪を減らそうとした場合の問題点として、脂肪も減るけど筋肉も減ることです。
体の筋肉量が基礎代謝の数値に影響を及ぼすことばかりに焦点が当てられがちですが、それよりも筋肉量が体の引き締まり方に影響を及ぼしている事実の方が重要です。
イメージ的にはモデルのような美しい体型になろうとした場合、食事制限だけで実現するのは不可能です。酵素ドリンクや置き換えドリンクなどダイエット食品の広告にモデルが起用されていることも多いですが、そういったダイエット食品で広告のモデルのような体型になれると思うのは間違った考え方です。
例えば食事制限だけで痩せた場合、完璧な小顔は実現できないでしょう。また、下半身痩せもうまく達成できないはずです。こういった顔の大きさや下半身の太さに不満を持っている場合、食事制限だけのダイエットを続けていけばいつまでたってもなりたい理想の自分にはなれないでしょう。
なぜ食事制限だけのダイエットでは小顔や下半身痩せを実現できないのかというと、冒頭で言った通り脂肪だけでなく筋肉も減るからです。
体の細さというものは体脂肪率で決まります。体脂肪率の数値に影響を与えるのは体についている脂肪であり、筋肉ではありません。脂肪が減れば体はグッと細くなりますが、筋肉をいくら減らしたところで、脂肪が減っていないために顔も小さくならないし下半身も太いままなのです。
体の脂肪と筋肉の重量を比べた場合、脂肪は軽く筋肉は重いです。そのため、脂肪はかなり落とさないと体重が減らないのに対して、筋肉は少し落ちるだけで体重が大きく減ります。これが誤解の始まりです。