筋肉痛の時に運動してもダイエットに効果がない?
筋肉痛の場合の運動はダイエット効果がないのでやっても意味がないのでしょうか。
筋肉痛になった時の運動に関してよく言われることが、「筋肉痛の時こそ我慢して運動をした方がよい」「筋肉痛の時は筋肉を修復させるために休ませた方がよい」の2通りだと思います。
一方では運動をするべきだ、また一方では運動しない方がよい。この2つの相反する情報に振り回されているのではないでしょうか。
そこで、筋肉痛の時には運動をするべきかそうでないのか、これについて解説します。
筋トレで筋肉痛になれば休ませる必要がある
もし運動が筋トレだった場合、筋肉痛になった部位は今回筋トレせずに休ませた方がよいです。これは「運動しない方がよい」と言われている説そのままの理由で、筋肉を修復させるために休ませた方がよいからです。
筋トレとは筋肉に負荷をかけて筋繊維を壊す行為です。筋繊維が壊れた状態の時に筋肉痛になります。また、壊れた筋繊維は体の自然治癒の機能によって修復されていきます。
この壊れた筋肉が修復される過程で、プロテインなどのたんぱく質を多量に摂取していれば超回復と言って、筋繊維を壊す前よりさらに太く修復されます。これが筋トレによって筋肉が肥大するしくみです。
まさに壊れた筋肉が修復されている時に同じ部位の筋トレを行えば、修復もされず筋肉の超回復も起こらないので筋繊維が太くなりません。これでは筋トレの意味がなくなります。辛い思いをして重りを持ち上げた意味がなくなるのです。
だから、筋トレをして筋肉痛になった場合は、筋肉痛の部位の筋肉は休ませて別の部位をトレーニングするようにしてください。
有酸素運動でも筋肉痛なら休むべき?
有酸素運動の場合はたとえ筋肉痛になったとしても運動を続けるべきです。その理由は、ジョギング程度の有酸素運動をしても、筋トレみたいに筋肉を追い込むようなことにはならないからです。
筋トレは自分の限界の力を以て重量を持ち上げるから筋肉が発達するのです。また、筋トレの場合は筋肉を肥大させるためにトレーニングしています。
だけど有酸素運動の場合はそうではなく、筋肉が肥大するようなトレーニングでもなければ、筋肉を発達させるために行っているわけでもありません。
筋肉痛の部位を休ませたとしても筋肉が発達することもないし、休めば休んだだけダイエットが停滞してしまいます。それでは痩せないので意味がないのです。
ただし、筋肉痛のために怪我をする可能性があると自分で判断した場合、怪我を防ぐ意味で運動を休んだ方がよい場合もあります。
これについては自分で可能性を判断してください。