ジョギングの消費カロリーは走る距離と体重で決まる
ジョギングをした時の消費カロリーを決める要素は走った距離と体重です。消費カロリーは走る速度と走る時間で決まると普通は考えますが、もちろんそれも正しい考え方です
でも、走る距離と体重で考えた方が消費カロリーを把握しやすく、計画的に痩せるには好都合なのです。
ジョギングで1km走った場合、体重1キロ当たりの消費カロリーは0.91kcalくらいを目安として考えてください。
ジョギングの消費カロリーの計算式=0.91kcal×体重(kg)×距離(km)
例えば体重60キロの人がジョギングを1kmした場合の消費カロリーは、
「0.91kcal×60(kg)×1(km)=54.6kcal」が目安です。
10km走った場合の消費カロリーは、
「0.91kcal×60(kg)×10(km)=546kcal」が目安です。
体重が重いほど痩せるのが早い
ジョギングの消費カロリーは体重に比例するので、現在の体重が重いほど早く痩せると言えます。体重40キロの人がジョギングをするのと比べて、80キロの人がした方が痩せる速度が約2倍になるということです。
これを上の計算式に当てはめると、消費カロリーは次のようになります。
体重40キロの人の場合
・0.91kcal×40(kg)×5(km)=182kcal
体重80キロの人の場合
・0.91kcal×80(kg)×5(km)=364kcal
太っている人ほど体重が落ちるのが早く、痩せている人ほど体重が落ちにくいのは運動の消費カロリーが1つの理由です。
ジョギングを長期間やっている人の場合、始めた当初は体重がどんどん落ちていたけど、いつしか体重が停滞して落ちなくなってきた。これも体重の減少とともに消費カロリーが少なくなってきたことが1つの理由として考えられます。
ジョギングで1キロ痩せるために必要な走る距離
1キロ痩せるために走る必要がある距離は、現在の体重によって変動します。
体脂肪を1キロ落とすためには7200kcal消費する必要がありますので、1キロ痩せるために必要な走る距離を求める計算式は次の通りです。
7200kcal÷(0.91kcal×体重kg)=必要な距離(km)
例えば体重60キロの人が1キロ痩せるために必要なジョギングの距離は、
7200kcal÷(0.91kcal×60kg)=約132km
1か月で1キロ痩せるように計画するなら、求めた距離を30日で割ってください。例えば体重60キロの人が1か月で1キロ痩せるために必要なジョギングの距離は次の通りです。
132km÷30日=4.4km
1か月で3キロ痩せたい場合、4.4kmに3をかけた13.2kmが、1日に必要なジョギングの距離です。