運動でカロリーを消費してもその分摂取すれば意味なし?

運動で消費した分のカロリーを運動をした後に摂取した場合、その運動の効果はゼロになって全く意味のないものになるのでしょうか?

ダイエットをして痩せるためにはカロリーコントロールが必要です。そのカロリーコントロールの方法の1つが運動でカロリーを消費することです。

だけど、運動の問題は運動をした後に食欲が増進し、食べてしまって結局はカロリーコントロールがうまくいかないことです。

このような事例、運動で消費した分のカロリーを運動後に摂取してしまった場合のダイエット効果について解説します。

運動の効果ってカロリーを消費することだけ?

カロリーを消費するために運動をするという意識が大きいため、運動の効果としてはこのカロリーを消費することが主に注目されがちです。

だけど運動には筋肉を増やしたり内臓脂肪を減らしたりすることで、お腹ポッコリを解消させたり体型を美しく整える役割もあります。

運動の効果はただ単にカロリーを消費するだけではないのです。だから、たとえ運動で消費した分のカロリーを運動後に全部摂取してしまったとしても、運動の効果がゼロになることはありません。

運動でお腹ポッコリが解消するってどういうこと?

お腹ポッコリの原因は内臓脂肪が蓄積することです。また、カロリーを摂取して太る時には皮下脂肪も増えます。

何かを食べて太ってしまった時、体には内臓脂肪と皮下脂肪の両方が付くということです。

ダイエット方法は主に2つあります。その1つが食事制限で、もう1つが運動です。

カロリーコントロールに関して言えば食事制限も運動も同じです。食べる量を控えることで摂取カロリーを減らしても痩せますし、運動をしてカロリーを消費しても痩せるからです。

だけど、食事制限と運動には明確な違いがあります。その違いとは、皮下脂肪を減らしやすいか内臓脂肪を減らしやすいかの違いです。

食事制限をすれば皮下脂肪が減りやすく、運動をすれば内臓脂肪が減りやすいです。言い換えれば、内臓脂肪を主に減らしたければ運動をした方がよいのです。

お腹ポッコリの原因はもちろん皮下脂肪にもありますが、同じくらい内臓脂肪にもあります。お腹ポッコリを解消したければ皮下脂肪と内蔵脂肪の両方を同時に減らさなければならないのです。

これは皮下脂肪さえ減らせばよい二の腕ダイエットなどとは異なる点です。

運動をすればなぜ体型が美しく整う?

食事制限よりも運動の方が体型を美しく整える効果が大きいです。その理由は運動をすることで体に適度な筋肉が付くからです。

服の上からは一見痩せているように見えても、水着などに着替えて服を脱いだ時には皮膚が垂れているように見える人もいると思います。

ある程度脂肪を減らして痩せたからといって、筋肉が適度に付いていなければ体がどことなくだらしなく見えてしまうこともあるのです。

同じ身長で同じ体重の人でも、片方の人は痩せているように見えて、もう一方の人は体型がだらしない印象があることも多いです。

このような違いが適度な筋肉が付いているかどうかの差です。だから周りからみて本当に美しい体に見せたいのなら、余裕があればダイエットに運動も取り入れた方がよいと思います。