産後ダイエットを成功させる２つの要素

芸能人など産後ダイエットに成功している人と、どうしても妊娠前の体重へ戻せない人との違いとは何なのでしょうか。芸能人だからという理由で無条件で産後ダイエットに成功しているわけではありません。

産後ダイエットの成功をスムーズにする２つの要素がありますが、芸能人の場合は特にこの１つ目の要素が自然とクリアされる環境にあります。

だから、芸能人は産後ダイエットに成功しやすいのだと言えます。

産後ダイエットは普通より体型を戻しにくい？

普通のダイエットと比べて、産後ダイエットの方が体型を戻しにくいのでしょうか。産後にダイエットを開始して数か月で難なく体型が戻る人がいる一方、妊娠前の体型までどうしても戻せない人もいます。

両者の違いは妊娠中に太りすぎたかどうか、そして授乳期間中に体重を戻せたかどうかという２つの要素が大きく関係します。

産後ダイエットに成功する芸能人が多いのは、美意識によってこの２つの要素（妊娠中に太りすぎるべきでないこと、授乳期間中に体重を戻すべきだということ）をうまくクリアしているからと言えそうです。

芸能人はテレビに出ることが仕事なので、妊娠中にビックリするほど太ることはできません。中には妊娠中に激太りする芸能人もいるかもしれませんが、テレビで継続的に仕事をもらうためにも激太りは許されないと思います。

妊娠中に体重を増やしすぎてしまった場合、授乳期間中の痩せやすい時期に妊娠中に太った体重の全てを妊娠前まで戻すまでには至りません。

授乳中に妊娠前の体重まで落とし切れなかった場合、そこからは体が痩せやすい状態ではなくなるので通常のダイエットをする必要があります。

完全母乳で育てる場合、授乳期間中は消費カロリーが通常より450kcalくらい増えています。「産後６ヶ月が痩せやすい時期で、産後ダイエットはこの時が勝負」とよく言われるのはこれが理由です。

「産後は脂肪が柔らかく流動的（だから痩せやすい or 早めのガードルが必要）」などと言われることがありますが、この内容を見ても意味が分からないと思います。

産後に痩せやすい理由はそうではなくて、「授乳期間中は消費カロリーが通常より450kcalくらい増える」から痩せやすいのです。だからこそ、授乳期間が終わるまでに体重を完全に妊娠前まで戻していくことが重要なのです。