脂肪燃焼スープの効果って本当なの?リバウンドしない?
脂肪燃焼スープって本当に効果があるのでしょうか。飲むだけで脂肪を燃焼するとか毒素を排出するとか食べるほど代謝アップとか、楽にダイエットできる魔法のスープのように感じてしまいます。
実際に脂肪燃焼スープにこういったような効果があるのか、また、このダイエットのやり方、脂肪燃焼スープを飲んでも痩せない場合の対処法、リバウンドした場合の原因についてもあわせて解説します。
脂肪燃焼スープとは
脂肪燃焼スープはキャベツとタマネギ、セロリ、トマト、ピーマン、ニンジンの6種類の野菜を材料とし、コンブやかつお節、鶏がら、天然塩、ショウガなどで味付けした野菜スープのことです。
基本的に野菜だけで作るスープなので、脂肪燃焼スープのカロリーはかなり低いです。
元々、肩こりや冷え症などを改善させるために考案されたスープのようで、このスープを飲むと腸にたまっている毒素が便として排出されることから代謝をアップするというわけです。
7日間脂肪燃焼スープとも言われているように、このダイエット方法は7日間は脂肪燃焼スープを好きなだけ飲んでも(食べても)よい、というものです。
また、7日間に渡って脂肪燃焼スープしか摂取してはならないわけではなく、朝食には大根とニンジンとリンゴで作った脂肪燃焼ジュースの他、夕食は軽く食べてもOKな食材があります。
基本的には「朝食=脂肪燃焼ジュースのみ」「昼食=脂肪燃焼スープのみ」「夕食=脂肪燃焼スープ+α」が固定メニューです。
夕食の「+α」の部分については、
・1日目…バナナ以外の果物は食べてもOK
・2日目…ゆでたジャガイモかサツマイモを好きなだけ食べてOK
・3日目…バナナ以外の果物や、ゆで野菜・生野菜は自由に食べてOK
・4日目…500mlの無脂肪牛乳を飲む
・5日目…1日の間に1.5L以上の水を必ず飲む。お肉は好きなだけ食べてOK。
・6日目…牛肉は好きなだけ食べてOK。
・7日目…玄米ごはんは好きなだけ食べてOK
という感じです。
本当に痩せるのか?
脂肪燃焼スープの効果はおいといて、上のメニューだと本当に痩せると思います。その理由は通常の食事に比べて摂取カロリーを減らせるからです。置き換えダイエットの一種だと思っておくとよいでしょう。
ただ、1日目の「バナナ以外の果物は食べてもOK」の部分は注意が必要です。2日目の「ゆでたジャガイモかサツマイモを好きなだけ食べてOK」の部分も同様です。
お腹がすきすぎている時には過食になりがちなので、食欲に任せて好きなだけ食べると摂取カロリーが過剰になってダイエットの効果が低下します。
摂取カロリーが過剰になる問題は3日目の「バナナ以外の果物や、ゆで野菜・生野菜は自由に食べてOK(果物食べ放題が問題)」と、5日目と6日目の「お肉は好きなだけ食べてOK(脂っこい肉の場合は摂取カロリーが過剰になる)」、7日目の「玄米ごはんは好きなだけ食べてOK」も同様です。
これらの+αを食べ放題にしなければ、7日間でかなり痩せると思います。
ただ、脂肪燃焼スープという名称は何だか・・・という気もしないでもありません。脂肪燃焼スープを飲んでも脂肪は燃焼しないからです。正確には摂取カロリーを減らせるから痩せる置き換えダイエット用のスープです。
痩せない場合の対処法
脂肪燃焼スープを飲んでも痩せない場合、上で解説したように+αを食べ放題にして摂取カロリーが過剰になったからです。
極限までお腹がすきすぎた場合、正常な食欲を保てなくなります。「今ならどれだけがっついて食べても底なしに食べられる!」というような状態を、かつて一度は経験したことがあると思います。
炭水化物の摂取量が極端に少なくなった場合、生理的にこのような過食になりやすい状態になるのです。
あとは間食をしていたらそれをやめること。このスープはカロリー制限の効果で痩せるものです。「脂肪燃焼スープ」というイメージに安心して、飲めば脂肪が燃焼するから間食しても痩せる、というようなことをすれば摂取カロリーが過剰になります。
脂肪燃焼スープはリバウンドするの?
もちろん脂肪燃焼スープで痩せても、リバウンドしやすさは他のダイエットと同じです。普通の食事制限または置き換えダイエットで痩せたことを想定するとわかりやすいと思います。
最もリバウンドしやすいのは短期ダイエットで一気に体重を減らした場合で、その観点から7日間で一気に痩せようとするほどリバウンドする可能性が高くなります。
脂肪燃焼スープでダイエットしながらリバウンドを防ぎたい場合、脂肪燃焼スープの食事メニューやルールばかりにとらわれず、もう少しマイペースで緩やかに体重を減らしていくことです。