運動と食事制限ではどっちが痩せるの?
痩せるためには運動と食事制限という2つの方法がありますが、どちらも同じだけの効果があるとは思えないこともあるでしょう。ダイエットでよく言われていることが摂取カロリーと消費カロリーのバランスであること。摂取カロリーよりも消費カロリーを増やせば痩せる、ということなどです。
もちろんそれは当たり前のことです。しかし運動をして消費カロリーを増やしているはずなのになかなか痩せない…。食事制限ならもっと簡単に痩せたのに。このように考えることもしばしばです。
運動してもなかなか痩せない人は体質的なものでしかたがないのでしょうか。それとも、痩せるためには運動より食事制限をより重視していくべきなのでしょうか。ダイエットにおいて運動はほとんど重視すべきでないことなのでしょうか。
結論を言えば運動よりも食事制限の方が痩せやすいです。これは運動で消費できるカロリーと食事制限で制限できるカロリーを比べてみれば一目瞭然です。
運動で消費できるカロリーはせいぜい1時間当たり100~400kcal程度です。1時間も運動を続けられる人はまれでしょう。ウォーキングなら1時間当たり100kcal前後、ジョギングなら1時間当たり350kcal前後。
ジョギングを1時間も続けることは辛くてなかなかできないことだと思います。できたとしてせいぜい1日15分くらいです。90kcalも消費できればよい方です。
これに対して食事制限なら90kcalくらい簡単に制限できます。コンビニのおにぎり1個分を控えることで180kcalくらい制限できるからです。ご飯をお茶碗に1杯食べていたのを半分にすればジョギング15分のカロリー程度に匹敵します。
これらのことから、運動がダイエットに全く効果がないわけではなく、運動の消費カロリーが少ないことが効果がないように思わせているだけです。大幅に痩せようとすれば食事制限の方が効果が大きいのです。
しかし運動には運動にしかないメリットもあります。それは健康を増進できることです。更に太る原因の1つである過食はストレスが元になっているので、ストレスを解消させることがダイエットにとって大きなメリットになります。運動にはストレスを解消させる効果もあるのです。