ダイエット食品は嘘ばかりなのか?
全てのダイエット食品が嘘じゃないのか、と疑うくらいに痩せないサプリであふれていると思います。
また、サプリ以外のダイエット食品でも、テレビで評判になったバナナダイエットとか納豆ダイエットとか、こんなの嘘じゃないの?と思うダイエット方法は多いです。
でも特に嘘がひどいのはサプリメント系ではないかと思います。
例えばバナナダイエットなら朝食を抜いてバナナ2本だけ、といった食べ方をすれば、バナナ1本はだいたい100kcalくらいのものなので、やり方を間違えなければ置き換えダイエットの効果で(摂取カロリーを減らして)ちゃんと痩せると思います。
でもサプリメント系のダイエット食品の場合は「本当に効果がない」のに「本当に効果がある」と嘘を書いているものがあまりにも多いです。
消費者が本気で賢くならなければ嘘のダイエット食品に騙されると思います。
そこで、効果がない嘘のダイエット食品の見分け方、本当に効果のあるダイエット食品を選ぶコツなどを解説します。
サプリメントで痩せる製品はない?
ダイエット食品の中でサプリメントは一番嘘が多いと思います。もし痩せないダイエット食品ランキングなどをやれば、サプリメント系の製品がランキングの上位を独占してしまうかもしれません。
サプリメントで痩せるかどうかは、そのサプリメントに配合されている成分で決まります。ただ、痩せる成分と言うのはかなり限定されています。
効果のないサプリメントが多い分野としては、飲むと脂肪が燃焼するタイプのものです。飲むだけで何も努力せず勝手に体が痩せていく、という甘い考えはやめた方がよいと思います。
例えば脂肪が入ったビーカーにサプリメントに含まれる成分を入れると、その脂肪がドロドロに溶けた。このような実演を販売サイトに掲載しているようなサプリメントは怪しいでしょう。
もう間違いなく効果のない嘘のダイエットサプリメントと言ってもよいと思います。
本当に痩せるサプリメント
逆に本当に痩せるサプリメントの一例としては、マジンドールなど食欲抑制系のものです。これは飲むと食欲が抑制されるため、本当に痩せるのです。ただしマジンドールは副作用があるのでよほどの肥満者でこれしか方法がない!、という人にしかオススメできません。
その他のものとしては、便秘解消系の製品が本当に効果があるものと言えるでしょう。
ただし便が出るからと言って体脂肪が減るわけではありません。実際には便秘解消系の製品も飲んで痩せるとは言えないのです。
それでも便が数日出ないことはお腹ポッコリの原因の1つでもありますし(便がお腹をふくらませるから)、便秘を解消できれば一時的とは言えジーンズのウエスト部分がゆるくなるのは確かなことです。
カロリー置き換え食品は本当に痩せる
ダイエット食品で本当に痩せるのはカロリー置き換え食品のタイプのものです。例えばプロテインダイエットとか、酵素ドリンクといったものです。
プロテインダイエットは1食当たりのカロリーを180kcal程度に抑えたダイエット食品です。普段の食事で600kcal摂取していたものを180kcal程度のプロテインダイエットに置き換えるので、1食で420kcalのカロリー制限ができます。
単純に計算して1食をプロテインダイエットに置き換える毎に58.3gずつ体脂肪を減らしていけます。1日1食のみプロテインダイエットに置き換えた場合、17日ちょっとで体脂肪が1キロ減るわけです。
また、プロテイン(たんぱく質)は筋肉を作る栄養素でもあるので、ダイエット中の筋肉の減少を最小限にとどめる効果もあります。
酵素ドリンクも考え方は同じです。食事1食で600kcal摂取していたものを50kcalくらいの酵素ドリンクに置き換えるので、1食当たり550kcal(76.3gの体脂肪)を制限できます。13日ごとに1キロの体脂肪を減らせるわけです。
酵素ドリンクには短鎖脂肪酸と言う乳酸菌が生み出す酸性の成分が含まれているため、整腸作用から便秘を改善させる効果もあります。
ダイエット食品で失敗しないコツ
カロリー置き換え食品系のダイエット食品を選ぶのが、本当に効果を求めるのであれば一番無難だと思います。このタイプは摂取カロリーを減らせるので間違いなく効果があります。
サプリメント系のものは嘘が多いので、基本は疑ってかかった方が無難でしょう。
また、バナナダイエットや納豆ダイエットなど、テレビで紹介されたダイエット方法が必ずしも絶対的に信頼できるとも考えないことです。
基本、ダイエットはお金をかけなくてもできます。迷っているのなら買わない選択もありだと思います。