酵素飲料のダイエット効果の実際は?
酵素飲料による断食のダイエット効果がかなり大きいとテレビで放映されていたことがあります。実際に酵素飲料はいろんなショップで売られていて、3日間の酵素断食で短期間に大幅に体重を減らせることが宣伝されていたりします。
酵素断食をやる期間は一般的に3日間で、3か月に1回のペースで行えばよいとされています。酵素飲料による酵素断食が本当にダイエットに効果的なのかを解説します。
まず酵素飲料という物自体にはダイエット効果がないと考えていて間違いないでしょう。酵素飲料にダイエット効果がない理由はたくさんありますが、酵素飲料に酵素が入っていないことが代表的な理由の1つです。
酵素飲料は清涼飲料水に分類されるので、販売するには熱による殺菌が必要です。殺菌温度は酵素が破壊される温度なので、熱殺菌した時点で酵素の含有量がゼロになります。よって、酵素飲料に酵素が含まれていない時点で、酵素の効果がダイエットに効果を持つというのならそれは嘘だということです。
だから酵素飲料による酵素断食のダイエット効果とは、ただの断食のダイエット効果に等しいということです。
断食は一気に体重を減らしたい時には有効なダイエット方法です。あと1週間でどうしても3キロ減らしたい、といった緊急時には目的を達成できる唯一の選択肢となります。
断食ダイエットの問題点はリバウンドしやすいことです。体重を短期間で一気に減らした場合、体重の減少量が急であれば急であるほどリバウンドしやすくなります。
酵素飲料で3日間の断食ダイエットを行う場合、その3日間で大幅に体重を減らせる可能性があると同時に、体重を減らした後にリバウンドする可能性が高いことも考えておく必要があります。
リバウンドの可能性を最も減らす方法は、期間あたりの体重の減少量を緩やかにすることです。酵素ドリンクでダイエットをするにしても、3日間の断食で一気に体重を減らそうと考えない方がよいでしょう。
1日1食だけ酵素飲料に置き換えるような緩やかな置き換えダイエットを長期間に渡って行う方が、3日間の断食で一気に体重を減らそうとした場合よりもリバウンドの可能性が大幅に減るのです。